土用の丑の日といえば、うなぎ!とイメージされる方が多いのではないでしょうか。
毎年日にちは異なりますが、2020年は、7月21日と8月2日 が土用の丑の日です。
さかのぼること、奈良時代。万葉集にも残っている「うなぎ」は、はるかいにしえの人々からも大切にされていたスタミナ食材でした。
所説はありますが、江戸時代に多彩な才能を持っていたと伝えられている平賀 源内が、うなぎ屋さんがうなぎが売れないで困っていると相談を受け「丑の日だから『う』のつくものを食べると縁起がいい!」と語呂合わせをし、“本日丑の日”という張り紙を店に貼る発案したことから、ヒットしたと伝えられて、日本初のキャッチコピーとも言われています。
うなぎ+奈良漬の組み合わせは、明治時代から。
奈良漬には、高い抗酸化作用であるメラノイジンが含まれることからビタミン・ミネラルの吸収を助ける働きがあります。
そして酒粕には、うなぎの脂分をほどよく抑えてくれるペプチドという成分があり、口の中がサッパリすることを体感します。
当時は、今のように科学的なことはわかっていなかったはずなのですが、
栄養面からみても抜群の相性なんです。
季節の変わり目をおいしく、元気に!楽しく過ごせますように♡
森奈良漬店 5代目・森 麻理子