前回記事・大和三尺きゅうりのストーリーをご覧いただきありがとうございます。
大和三尺きゅうりは、今年から奈良県葛城市にある農園さんが生産に加わって頂きました。葛城山の一望できる自然が美しい場所で、生きた化石と呼ばれるカブトエビが生息するキレイな水田の近くで、素敵な方の元ですくすく元気に育てていただいています。
大和三尺きゅうりは、日照をコントロールする驚く工夫が施され、長さゆえに真っ直ぐに育てることがとても難しいのですが、その特性に寄り添いながら育てていただいています。とっても研究熱心な方でいらっしゃって。いろんなお野菜のお話をうかがうたびにいつも感動でいっぱいになります。
蜂も遊びにやってくる、大和三尺きゅうりの可愛いお花。
photo:Toshiyuki Tatsumi
農園で採れた大和三尺きゅうりは、その日のうちに工場に届けられ、その日のうちに奈良漬になるための塩漬の作業に入ります。
このスピード感を大切にするのは「圧倒的な歯触り」のため。
大和三尺きゅうりに限らず、すべての漬種(つけぐさ・奈良漬の野菜)の共通プロセスです。
約1年~1年半の期間で、塩漬から酒粕へ。
職人の手作業によって、何度もつけかえ作業を行い、一人前の奈良漬としてデビューします。
奈良漬になった大和三尺きゅうりをカットをすると、稀に可愛らしいお花型になる大和三尺きゅうりに当たることがあります。このお花型のきゅうりは、何%の確率で出てくるか検証ができていませんが、自然が育んだおくりものは、ほっこりあたたかい気分になります♡
🌼お買い求めは、こちらから
森奈良漬店 5代目・森 麻理子