発酵あんこってあんこを発酵させたらいいの?と、よくおたずねいただきます。
そのまま置いておいたら発酵完了!というわけではなく、
ゆでた小豆にお米由来の糀を加えて作るお砂糖を使わないあんこのことで、
米こうじから自然な甘みを引き出す、発酵の仕組みを最大限にいかしたあんこなのです。
普段口にしているあんこと比べ、
カロリー13% 糖質30%OFFになるとも言われ、腸活と美肌にぴったりのおやつ。
少し手間と時間が必要になりますが、罪悪感が極めて少ないのでオススメです。(食べすぎ注意です!)
●用意するもの●
保温機能のついた炊飯器 60度設定ができるヨーグルトメーカーでもOKのようです
電子温度計(100均で売っています)
ぬれたふきん
小豆 100g、米こうじ 100g(いずれも乾燥タイプ)
*100g量だと、少し大きめの片手鍋で充分でした。
●所要時間●
小豆をゆでる時間に、約1時間程度。
発酵時間(放置でOK)に約8~10時間必要です。
とはいえ、私もあんこは作ったことがなかったので(笑)
あんこの作り方や発酵あんこの作り方は、ぜひgoogle検索を。
米こうじを加える前までの手順は、
料理研究家 小島 喜和さんによる基本のあんこ作り方コラムを参考にしながら、作ってみました。
●小豆下ゆでのポイント●
・小豆は、下ゆでをする前に、
水からゆでてゆで汁をこぼす作業を1回だけする(渋きり)
・下ゆでの小豆は、アクが出てきたらこまめにすくうと同時に、
残りの水の量をチェックする
さぁ、ここからが本番(?)
発酵スターターである米こうじが登場。
米こうじはたくさん存在しますが、
下北沢にある発酵デパートメントさんでチョイスすれば間違いなしです。
https://hakko-department.com/
米こうじのオンライン販売もありました!
https://hakko-department.com/collections/diy/products/diy_komekoji
●発酵あんこづくり ざくっと解説 ポイント●
① 下ゆでが完了した小豆とゆで汁をわけます。
② 小豆の温度を60度程度に下げます。→ココで登場 電子温度計。
*②の手順はあっという間に温度が下がっていきます。
*温度は高すぎても低すぎてもだめなので、60度前後にして手早く次の手順へ。
③ ②を炊飯器の内がまに移し、乾燥した状態の米こうじを加えます。
④ 炊飯器の保温機能をONにして、①のゆで汁を加えます。
⑤ 小豆、米こうじ、ゆで汁をまぜあわせます。
⑥ ぬれふきんを2枚かぶせて、約8-10時間保温状態を続けます。
*外蓋はしてはいけません
*たまに、覗きにいって、かきまぜるとよいそうです。(私は寝てしまいました。笑)
⑦ できあがった発酵あんこに、塩を少し加える(甘さが引き立ちます)
もう少し小豆の下ゆでをすればよかったかも?
ゆで汁をもう少し多めに入れればよかったかも?ですが、
米こうじは柔らかく仕上がって、甘さを引き出せました。
発酵あんこチャレンジは成功◎
お砂糖使用ゼロにも関わらず、やさしい甘さが引き出されるのは、米こうじからの贈り物。
「発酵あんこ」なので長持ちするかといえばそうではなく、
冷蔵保存のうえ、約3日ほどで食べきってくださいませ。
一度に大量に作られる場合は、小分け冷凍もOK!
私は発酵あんこをそのままいただくという雑なスタイルでしたが、
発酵あんこをONしたトースト、おはぎ、お餅・・・アレンジは無限大です!
小豆だけでなく、さつまいも・かぼちゃなどでも応用できそうです♡
お時間があるときに、是非チャレンジしてみてください♡